しののめ日記

汐見 彩 のブログ

クレヨンしんちゃん 声優交代に思うこと

クレヨンしんちゃん』 

臼井儀人の同名漫画原作のアニメ化作品。
1992年4月13日の放送開始から26年余


「子どもに観せたくないアニメ」

ときに揶揄され


「野原家は見習うべき家族の姿」

ときに称賛され

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今や主人公しんちゃんは

国民的キャラクターであるとも言える。

そんなしんちゃんの声優が

2018年7月6日の放送分から交代した。

 

足掛け27年しんちゃんの声を務めた

矢島晶子さんに代わり小林由美子さん。

声優デビュー当時から

数多くの男声役を務めてきた声優だ。


日本一クセのある喋りの5歳児。

その声優の交代を告げる

ニュースが耳に入ったのは

確か6月のことだった。

 

矢島晶子さんのコメント↓

27年間、春日部の「嵐を呼ぶ5才児」と一緒に過ごして参りましたが、この度、野原家から離れることに致しました。
理由は、しんのすけの声を保ち続ける事が難しくなった為です。キャラクターの声を作る作業に意識が集中し、役としての自然な表現が出来にくくなってしまった為です。

長い間、皆様に親しんで頂き、本当に感謝しております。

しんのすけ」というキャラクターとは離れますが、声の仕事には関わっていきます。また別の機会に他のキャラクターでの私の演技を受け取って頂けましたら幸いです。

27年間、ありがとうございました。


日本国民の5人に1人は

「しんちゃんのモノマネ」

をしたことがあるに違いない。

いや、

人前では照れるけど

家でコッソリやったことがある…だと

3人に1人といって憚らないだろう。

ちなみに我が家と実姉家族

2家族換算では

「3人に2人はモノマネした」となる。

 

7月6日の放送時、

私の足親指と親指の間から出てきた女児が

新生しんちゃんへの

違和感と不快感を露わにしていた。


「しんちゃん2代目声優が我が家から」

と信じさせるだけの声色を

彼女は持っている。


矢島さん降板のニュースを知り

「あ、まだ学業が…」と思った私は

思いの外マジだったことを知った。

リアルタイムの放送を観ながら

彼女は小林さんの台詞を

オウム返しにしていた。

 

「似ている」or「より似ている」

でジャッジをすると

テレビの中より

テレビの前のしんちゃんの方が

より矢島しんちゃんに近かった。

正直、

テレビの前に矢島さんがいるようだった。 


大人の皆さんは記憶にあるだろう。
ドラえもん声優の交代劇を。

 

当然、違和感もあっただろう。
それ以上に寂謬感を得たりもしただろう。
中には怒りさえ…

という人もいるとかいないとか…。

 

「そのうち耳が慣れるって。」

その場の大人代表として

私はテレビの前の矢島さんに

現実を受け入れるようやんわりと告げた。


人間の記憶なんて頼りにならんもんであって、
やがて「最初からこんな声だった」

と錯覚することもあるだろう。

 

10年ぶりに食べた懐かしのラーメン。


「あーこの味!変わってなーい。」

それ、多分ウソ。

変わっていると思う。
変わってないと思いたいだけ。
自分が知っている味が続いていると思いたい欲の主張。


ただ、そのことを誰も責めたりしない。
幸せになるための思い込みなら信じればいい。
誰にも迷惑などかけていない。

 

無理矢理だが、そんな感じ。


声優さんもプロやから

進化に伴い声色も変わる。

実際、

アニメ放送開始当初のしんちゃんの声も

最近まで聞きなれたあの声ではなかった。
「ごくごく普通の男児

であったと記憶している。


矢島さんが26年余の中で日々

「しんちゃんをしんちゃんたらしめた」

その功績は、その継続性を称えるだけでは

全然足りないのだ。


同時に、

“THEしんちゃん”の声を引き継ぐ

小林さんの重圧を想う。


2017年夏に第二子の男児を出産した彼女。
0歳児を抱えてのオファー承諾だった筈だ。
「嵐を呼ぶ5歳児」より

モヒトツもモフタツも嵐を呼ぶのが乳児

であることを知っている。

応援しないでいられようもない。

 

彼女の勇気に涙で画面が歪んできた…

 

ので次回につづく。